■那須高原の森“大人の隠れ家倶楽部”で四季を暮らす■ 夏(1)


 
Summer

 〜 2000個の灯りの共演“キャンドルナイト・コンサート”〜


“大人の隠れ家倶楽部”では国民的なエコの運動であるチーム・マイナス6%に参加しており6月22日〜24日の3日間デンキを消す「ブラックイルミネーション2007」に加わり午後8時から10時には施設の主なデンキが消された。 これと併行して夏至にあたる6月22日に「でんきを消してスローな夜を」を呼びかける100万人のキャンドルナイトが日本全国で繰り広げられた。那須高原のキャンドルハウス“シュシュ”では、4年前からこの催しに共感し≪キャンドルナイトコンサート≫として独自のイベントを展開している。今年はサンバレーリゾート那須高原の「太陽の教会」を会場に、2000個のキャンドルを並べて音と灯りのハーモニーと称してこの夜を幻想的に構成した。
会場の「太陽の教会」前の庭園にはほのかなキャンドルの灯りが多数並べられ、コンサート会場である教会の入り口へとまるでおとぎの国への道を歩くかのような錯覚を覚えながら
優しく導びかれた。それは単なるエコ運動としてのキャンドルナイトというより、心安らかに癒される空間であり、これから始まるコンサートの前奏曲のような、灯りのシンフォニーと言えるものであった。キャンドルハウス“シュシュ”にとって「キャンドルナイトは当初の目的をはるかに超え、人々が忘れかけていた『ゆとりの時間』の大切さや、あたたかな灯りの心地よさ、家族と向き合う時間など、心の豊かさを取り戻すきっかけを与えてきました。小さなキャンドルは遠くを照らすことも、すべての人を照らすこともできないけれど、そばにいる誰かをそっと照らす灯りでありたい。ちいさくてもあたたかな灯りを届けたい、そんな想いを込めてキャンドルを灯していきたい」(コンサートプログラムの序文より)という素敵な催しとなっている・・・。
教会でのコンサートのメイン奏者は、1986年に自由な発想で音楽を楽しみたいと結成された金管五重奏の『アンサンブル・ブリランテ』。教会の教壇に飾られたほのかに揺れるキャンドルの灯りと、トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバの織り成す澄んだ音色が夜空に響きわたり、それは見事なハーモニーを奏でてくれた。バッハ、ヘンデル、グリークの組曲に、日本の四季の歌、さらにはディズニーメドレーなどを、楽しい講釈を交えながら次々と演奏。息の合った金管のアンサンブルを存分に聴かせ、参加者を存分に楽しませてくれた。後半にはアンサンブルに石井真里奈さん(ソプラノ)が加わり、アヴェ・マリアとマイ・カントリーをその美しい澄んだ歌声を聴かせると、観客の心もさらに高まりコンサートは最高の盛り上がりを見せた。那須高原でこんなにも素晴らしい形でプロデュースされた音楽会に出会えるとは、そのこと自体とても感動的と言える。このキャンドルナイトコンサートをきっかけに、一人の地球環境の保護の精神を隣の人へ伝えていくこと、それがこれからの私たちには必要なことであることも認識すことができた。

                    
                by 大貴智



*2008年は、7月7日に「二期倶楽部」にて、7月8日に「那須高原教会」にて開催されます。
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